ゲームのインテグリティ: よくある質問

ゲーム インテグリティ部門は PokerStars 一般利用規約第 5 セクション (5.禁止事項) の遵守を取り締まり、共謀、複数アカウントの利用、ボットの利用の試みの検出、調査、措置を確実に行っています。これを支えるため、ルールに従うプレイヤーが不利を被ることのない、強制力のある持続可能なポリシーの策定に注力しています。

ゲーム インテグリティ部門が不審な行動を特定すると、調査対象のプレイヤーのアカウントは凍結され、プレイや資金の出金ができなくなります。違反が発覚すると最終的には参加が禁止され、その資金は影響を被ったプレイヤーに再配分されます。最初の軽度の違反にはプレイヤーへの警告と PokerStars 一般利用規約の内容の教育で対応します。多くの場合、プレイヤーは一線を越えてしまったことを認識していないだけで、いったんそのことを知らされると道を踏み外すことはしなくなります。

PokerStars での共謀、ボット、複数アカウントの利用の件数は当サイト利用者数と比較して小さな規模にとどまりますが、不正行為は問題とみなし、その防止のために毎年数百万ドルを投じています。私たちが持つ技術的能力と日々の努力により、不正が発覚する可能性とそれに対する罰則が大きな抑止効果を生むまで基準を高めていくことを目指しています。人々がルールを破るのを止めることはできませんが、そうした人々を特定し、悪影響を被った人々の状況を改善することはできます。

市場の先端を行く独自のツールと高い専門性を有する人材、機械学習を活用して大多数を PokerStars が自ら発見しており、その割合はどの月も 95% に上ります。高い検出率を維持していますが、プレイヤーの皆様からの報告についてもすべて調査を行っています。

PokerStars は長年にわたってポーカー ボットへの対応に成功を収めており、独自の AI ツールと機械学習システムの開発を続けています。PokerStars はこれらのシステムを活用してリアルタイムで監視と警告を行い、ハンド履歴やその他のデータ ポイントの分析を通じてボットの脅威に対抗しています。大量のデータから異常なパターンを見い出し、それを基にボットの調査を開始します。不審なプレイ パターンを検出するゲーム インテグリティ部門は絶えず進化を続けています。こちらのゲーム インテグリティのメインページで概要をまとめたビデオをご覧になれます。

検出の流れとしては、大量のデータを分析し、互いに絡み合う様々な要素、特に違反の可能性を示す信頼のおける指標であるデータ ポイントに注目して警告を発します。PokerStars の自動化システムが 24 時間稼動で調査が必要なアカウントを特定し、それを受けて専門家集団が入念な分析を行います。

MTT や Spin & Go で高額の賞金を勝ち獲ったアカウントに対しては定期的に調査を行います。かなりの金額が同じトーナメントの別の参加者に渡されていることがあります。PokerStars はこうした場合に賞金をロックしますが、最終的には資金全額がプレイヤー プールに戻されます。PokerStars がプレイヤーの資金を保持することはありません。

当サイトはお客様のプライバシーをきわめて重要視しており、該当するデータ保護法を遵守しています。当サイトがプレイヤーのインターネット閲覧履歴やドキュメント、その他の私的なファイルや情報にアクセスすることはありません。アカウント登録時および所定のセキュリティ認証時に提供された情報を除き、当サイトが個人を特定可能な情報を収集することはありません。当サイトのいかなるスタッフも、お客様の PC から個人情報を読み取ったりコピーしたりすることはできません。詳しくは PokerStars の個人情報保護方針をご覧ください。

PokerStars ゲーム インテグリティ部門では PokerStars の一般利用規約違反の検出と対応や応答時間と審査の質に関する KPI (重要業績評価指標) が置かれています。KPI は営利的目標には関係していません。

PokerStars はオンライン ポーカーを公平・公正な条件でプレイする場を提供するために正しい措置を講じることに注力しており、またそうしているという自負があります。ゲーム インテグリティ部門の KPI は不正なプレイの検出と阻止を主眼としており、営利的目標からは常に切り離されています。現在の課題に直接関係した内容であることを確実にするために年単位で見直しを行っています。ゲーム インテグリティの一部の数値は文脈なしでは誤解を招きかねません。このため調査に関する主要な数値を説明するインフォグラフィックを作成し共有することを目指しています。

ゲーム インテグリティ調査は相互評価制で行います。調査は必ず最初に 1 人の担当者が行います (各種ツールを自由に用います)。最初の決定に達すると、同僚を推挙する形で事案が引き渡され、引き継いだ同僚が独自に入念なレビューを行います。レビュー担当者が異なる決定に達した場合は、第 3 の担当者が案件を引き継ぎ、先の 2 人の同僚と協力して最終的な決定に達します。

違反や不正行為が疑われる事案はすべて徹底的な調査を行います。PokerStars はレビューを行い承認するために必要な経験年数などの基準を設けています。

ゲーム インテグリティ部門には 10 年以上在籍していたスペシャリストが数名在籍し、豊かな経験を誇ります。毎月内部 QA チームが事案サンプルのレビューを行い、継続して高い基準が維持されていることを確認します。年 1 回、ゲーム インテグリティ部門のスタッフ全員の事案サンプルの精査と評価を行います。低評価の事案についてはフォローアップを行います。

ゲーム インテグリティ部門は主に次の統計データを通じて月間および年間のパフォーマンスを追跡します。

• Proactive Collusion %: 共謀事案の内、お客様からの報告ではなくゲーム インテグリティのプロセスおよびスタッフによりサービス規約違反が検出された事案の割合。
• Proactive Collusion Exposure: お客様からの報告ではなくゲーム インテグリティのプロセスとスタッフによりサービス規約違反が検出された事案で関与した金額。
• FAB Proactive %: お客様からの報告ではなくゲーム インテグリティのプロセスおよびスタッフにより検出された完全自動化ボットの割合。
• PTBB Proactive %: お客様からの報告ではなくゲーム インテグリティのプロセスおよびスタッフにより検出された「Push This Button ボット」の割合。
• FAB Hands Played: ゲーム インテグリティ システムが警告を受けて対策を講じる前に完全自動化ボットがプレイした平均ハンド数。
• PTBB Hands Played: ゲーム インテグリティ システムが警告を受けて対策を講じる前に「Push This Button」ボットがプレイした平均ハンド数。
• Complainant Response Time: ゲーム インテグリティ部門が苦情について調査し、苦情を届け出た人に返答するまでかかった平均時間。
• Proactive STR %: ゲーム インテグリティ部門が単一のトーナメントでプレイヤーからの報告によってではなく自ら一般利用規約違反を検出した事案の割合。

FAB (完全自動化ボット) は人間の制御によらずに選択を行うボット ソフトウェアで、自動で自ら「ボタンをクリック」します。PTBB (Push This Button Bot) は自ら実行するのではなくユーザーにどのような行動を取るべきか知らせるソフトウェアです。

意図的にルールに違反していたことが判明した場合はその残高を没収し、影響を被ったプレイヤーにできるだけ公平かつ迅速に再配分するというのが PokerStars の変わらぬポリシーです。しかるべき場合は資金の追加も行います。高額の資金はゲーム インテグリティ部門の上級担当者の承認を受けます。データ保護法を遵守するため、ゲームの詳細に触れたり、プレイヤーの身元を明かしたりすることはできませんが、PokerStars は公正かつ入念な調査を実施します (「ゲーム インテグリティ調査が公正に行われているかどうかをどうすれば確かめられますか?」の項目で詳しく説明)。

主要トーナメントはすべてレビューを実施し、公平な条件でプレイが行われたことを確認します。とりわけトーナメント後半のアカウントの切り替えに対してはセキュリティの目が厳しくなります。調査を受け、一時的に資金を出金できなくなるのはプレイヤーにとって厄介な状況かもしれませんが、PokerStars ゲーム インテグリティ部門はより広い意味でのゲームの公正性を重視しています。PokerStars が没収したトーナメントの勝利金を保持することはなく、トーナメントの参加者に再配分されます。

こちらで詳しく説明しているように、PokerStars はユーザーのプレイや学びの体験を向上させるツールやサービスの利用を認めつつ、ユーザーに不公平な優位性を与えるツールやサービスの利用は禁止するという適切な妥協点を目指したポリシーを策定しました。お客様からのご意見をよろしくお願いします。建設的なご意見は今後のサードパーティ製ツールおよびサービスに関するポリシー改定の参考にさせていただきます。